
「ねえ、知ってる?『名探偵コナン』のコナン君の名前の由来は、江戸川乱歩とコナン・ドイルだってことは有名だよね」

「うんうん、推理小説好きにはたまらないネーミングだよね!」

「じゃあさ、もう一人の有名なコナン……『未来少年コナン』のコナン君の名前の由来って考えたことある?」

「えっ?あっちも何か小説が関係してるのかな?それともただの偶然?」
実は、未来少年コナンの名前には、名探偵とは全く別の、そしてちょっと意外なルーツがあるんだよ!
『未来少年コナン』には、アレグザンダー・ケイによる『残された人びと(The Incredible Tide)』という原作小説があるんだ。この原作の段階で、主人公の名前はすでに「コナン(Conan)」だったんだよ。

「じゃあ、原作者のケイさんがドイルのファンだったってこと?」
そう思うよね!でも、実はこの「コナン」という名前、ケルト語圏(アイルランドなど)ではとってもポピュラーな名前なんだ。意味はなんと「小さな狼」や「知恵」。野生児で知恵を絞って生き抜くコナン君にぴったりな名前だよね!
実は、1978年にアニメが放送される際、当時のスタッフやファンの間で「コナン」と聞いて真っ先に連想されたのは、ロバート・E・ハワードのファンタジー小説『英雄コナン(Conan the Cimmerian)』だったと言われているんだ。
アーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画『コナン・ザ・グレート』でもおなじみの、あのムキムキな戦士のことだね!

「えっ!あの可愛いコナン君のイメージが、マッチョな戦士だったの!?」
そうなんだよ! 当時のアニメ業界では「コナン=強靭な肉体を持つ戦士」というイメージが強かったから、超人的な身体能力(足の指でラナを支えちゃうくらい!)を持つ主人公にその名前を重ね合わせた部分もあったのかもしれないね。
ここで驚きの豆知識! 実は、監督の宮崎駿さんは、制作当初「コナンという名前を変えたい」と思っていたという説があるんだ。
理由は、先ほど話した「英雄コナン(野蛮な戦士)」のイメージが強すぎて、自分が描きたい「純粋な少年」のイメージに合わないと感じていたからなんだって。
でも、最終的には原作のタイトルを尊重してそのまま「コナン」になったんだ。もし監督の希望が通っていたら、私たちは今頃、彼を別の名前で呼んでいたかもしれないんだよ!
名探偵コナンは「ミステリーの巨匠」から、未来少年コナンは「原作の伝統と、力強い戦士のイメージ」から。 同じ名前でも、込められた背景は全然違うんだね!
次にコナン君が足の指で踏ん張るシーンを見たら、「さすが小さな狼!」って思っちゃうかもしれないよね!


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