新嘗祭が終わるまでお米は食べちゃダメ?
朝ごはんは、ごはん派ですか?それともパン派ですか?最近では、朝ごはんは食べない!という人も多いですよね。
でも、やっぱり日本人はお米が好きっていう人は意外と多いのではないでしょうか。
夏の終わりには新米が販売され、実はおいしいお米が多く食べられる時期なのですが、最近は“新米の時期”は、あまり気にしなくなりましたよね。
現在では9月頃には発売されている新米ですが、昔は11月23日新嘗祭(にいなめさい)まで待たないと、食べることができなかったことはご存じですか?
新嘗祭とは
そもそも聞いた事はあるけど、新嘗祭ってどんなお祭りなの?
新嘗祭は、1年の収穫を神様に感謝すると共に、来年の豊作をお願いするという神道のお祭りです。
収穫を感謝するイベントなので、海外で行われているサンクスギビングデイの様なものですね。
この日に天照大神などの全ての神様に新米をお供えして、天皇陛下がこの日に今年の新米を食べられるのです。
神様と食事をされるということは天皇陛下のみができることなのです。
勤労感謝の日とは
新嘗祭は、現在は勤労感謝の日となっています。現在では名前が変わっているため、新嘗祭という言葉を知っている人も少ないのではないでしょうか。
しかし、新嘗祭は弥生時代の文献から行われており、「古事記」にも記録が残っています。
とても歴史が長いお祭りなのです。
新嘗祭まで新米を食べてはいけなって本当?
昔は収穫した新米を干す期間が必要だったので、食べる時期が新嘗祭の時期と同じになっていたようです。現在では、技術も発達しているため、昔に比べると早く新米を提供できるようになりました。そのため新米を食べ始める時期については、新嘗祭より先に食べてはいけないという考えは無くなっています。ですが、人によっては昔と同じように11月23日を過ぎてから新米を食べるという人も居るようです。
現在は、特に決まりはないため、自分がおいしく食べられるときに食べることが良さそうですね。
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