コックピットとニワトリの関係
「コックピット」と聞くと、まず飛行機の操縦席を思い浮かべますよね!実はこのコックピットという言葉は「ニワトリ」からきているのです。
コックピットは英語で書くとcockpitとなり、「闘鶏場(とうけいじょう)」という意味なのです。
- cock=雄鳥(ニワトリ)
- pit=穴(場所)
ではなぜ?飛行機の操縦席の事をコックピット(闘鶏場)というのでしょうか!
コックピットの由来
第一次世界大戦の頃、命をかけて戦闘機で出撃していく兵士にとって、操縦席はまさに戦場でした。また、狭い場所で計器をバタバタ操作している姿が闘鶏場で闘っている雄鶏のように見えた事から、「コックピット」と呼ぶようになりました。
闘鶏とは
闘鶏とは言葉の通り、ニワトリの雄を闘わせる競技です。その歴史は古く、インダス文化の頃には行われていた記録があります。
鍛え上げた雄鶏(おんどり)を闘わせて、その勝敗を決めます。
闘鶏に出場するニワトリの多くは「軍鶏(シャモ)」です。なんといっても強いのです!
古くから行われている闘鶏ですが、今では動物愛護の観点から禁止してる国が多いです。また、闘鶏は賭博の対象になりやすい事もあり、正式に認められている国は少ないのが現状です。日本の場合は、都道府県ごとに決められています。(賭博はもちろん禁止)
闘鶏の勝敗はどうやって決まるのか
闘鶏の勝敗は、基本的にはどちらか一方が「戦闘不能」になったら決まります。
戦闘不能とは・・死んでしまうという事です。
勝負は始まると、ほんの数十秒で決着が付きます!
そんなに早く?と思われるとか思いますが、実は軍鶏の攻撃力はとても強いのです。そして攻撃力をアップするために、足に「ナイフ」がつけられているのです。だからそんなに早く決着がつくのです。※フィリピンでのルール
日本の場合は、さすがにナイフと取り付けるような事がされていないです。それでも攻撃力の強さから死んでしまう事や両目がツブれてしまう事もあります。
闘鶏後のニワトリの行方
勝負に勝ったニワトリは、また飼い主のもとで鍛えられますが、死んでしまったニワトリはどうなるのでしょうか。
フィリピンの場合は、闘鶏場のすぐ隣にすぐに捌かれているようです。そして、そのまま観客に焼き鳥として販売されています。ちょっと衝撃的ではありますが事実です。たしかに鍛え抜かれた軍鶏のお肉なので美味しいとは思いますが、手塩にかけて育てた飼い主さんの心情を考えると何ともいえません。
フィリピンのどこで闘鶏が観れるの?
- パサイ・シティ・コックピット(マニラ)
- Grand Tejero Cockpit Arena(セブ)
他にも闘鶏場はありますが、有名所は上のところです。セブは少し治安が悪いようなの注意してください。
日本のどこで闘鶏が観れるの?
日本でも闘鶏が禁止されていない地域では行われています。参加者が高齢化しており、競技人口は減少しているようです。
- 秋田県横手市(雄勝軍鶏会)
- 高知県安田町(中芸軍鶏組合)
- 青森田子町(田子町観光協会)

日本の場合はケガをした雄鶏も治療をして大切に育てているようですが、海外の場合は必ずと言っていいほど死んでしまうので、残酷ですよね。動画も多く上がっていましたが、ここでは紹介は控えます。
コメント