赤身と白身の魚の違い
海に住んでいる魚には、マグロなどの「赤身魚」とヒラメなどの「白身魚」がいます。
いったい「赤身」と「白身」は何が違うのでしょうか?
そして、この違いは人間にも言える事だったのです!
タンパク質の量に違いあり
魚の身にはミオグロビン・ヘモグロビンという色素タンパク質があります。
その色素タンパク質が含まれる量によって身の色が変わるのです。
- 色素タンパク質が多い:赤身
- 色素タンパク質が少ない:白身
赤身は白身の10倍以上の色素タンパク質が含まれているので、身が赤く見えるのです。
赤身魚の特徴
マグロ・カツオ・サバ・サンマは赤身魚の代表です。
これらの魚は「回遊魚」と言われ、集団生活をしながら常に高速で泳ぎ続けています。そのために、大量の酸素を効率よく使わなければならず、多くの色素タンパク質が必要なのです。
白身魚の特徴
ヒラメ・タイは白身魚の代表です。
白身の魚は海底近くであまり動かないタイプです。
常に動く必要がないので、少量の色素タンパク質で十分なのです。
人間の筋肉にも違いが?!
魚の身に違いがあるように、人間の筋肉にも人により違いがあります。
陸上競技の長距離選手と短距離選手。同じ陸上競技のアスリートですが「筋肉のつき方」が違います。
短距離選手は速筋、長距離選手は遅筋が発達しています。
- 速筋:瞬発力がある筋肉
- 遅筋:持続力がある筋肉

生物は環境により常に変化しているのですね!
「赤身の魚・白身の魚の違い」を含んだ動画も紹介していますので、良かったら見てください。(他の内容と一緒に楽しんでください)↓↓↓↓↓↓↓
【雑学】知識の泉②
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