チワワとメキシコの意外な関係

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気になる雑学【知識の泉】

世界一小さな犬種チワワ

チワワといえば、その愛くるしい見た目もあって、某cmにより爆発的に大人気になりましたよね。体重は1.5~3.0㎏、体高は15~23㎝と小柄で、世界一小さな犬種として知られています。

そんなチワワには、実は意外なルーツがあったのです。

チワワの祖先とは?

チワワは、メキシコの先住民であるトルテカ族が飼っていた「テチチ」という犬が祖先となっている説があります。

トルテカ族は、「人間が生前に犯した罪は、テチチが代わりに償ってくれる」と考え、とても大切にしていました。“大切に”といっても、死者の魂を浄化してあの世に導く存在とされていたため、宗教的儀式での生贄にされていたわけです。

名前の由来は?

それから長い年月が過ぎ、一旦は滅んでしまったと思われていたテチチでしたが、1850年頃に偶然メキシコの奥地で発見されました。

その発見された場所がメキシコの「チワワ州」であった事から、「チワワ」と名付けられました。

チワワの意外な性格

その後、アメリカに渡り徐々に個体数を増やし、1904年にAKC公認犬種となりました。

今では不動の人気となっており、人気犬種ランキングのTOP3の常連です。

その性格は、愛くるしい見た目とは反し、芯の強さがあります。

見知らぬ人に対しては警戒心を強く持ちますが、飼い主だけにはしっかりと忠誠心と愛情をもっています。自立していますが、時には甘えたり、、、なんだか「ツンデレ」みたいですね。

今でも、こんなにも愛されている犬種が、実は遥か昔の先住民からも愛されていた存在だったと思うとなんだか考えさせられますよね。

トルテカ族とは

トルテカ族あるいはトルテカ人は、トルテカ文明の担い手だった民族。トルテカ文明は12世紀頃には滅亡したとされているが、「トルテカ族」としての実在性自体は議論がある。

テチチとは

南米大陸に生存していた犬種であり、チワワの祖先として知られている。

おもに宗教的儀式にて生贄とされていたが、食用犬として飼育されていたという説もある。また、一般的にはすでに滅んでいるとの説が大半を占めているが、正確な調査が行われたわけではないので、中にはまだ原種が生存しているとの説も残っている。

AKC公認犬種とは

AKCとは、アメリカン・ケネルクラブの事。犬種を、基本的にイギリスのケネル・クラブ(KC)の分類区分を踏襲し、7つのグループに分類をしている。

  1. スポーティング・グループ(鳥猟犬)
  2. ハウンド・グループ(獣猟犬)
  3. ワーキング・グループ(使役犬)
  4. テリア・グループ(テイア)
  5. トイ・グループ(愛玩犬)
  6. ノンスポーティング・グループ(非鳥猟犬)
  7. ハーディング・グループ(牧畜犬)

犬種の分類を行っている世界の団体

世界にはAKC以外にも複数の団体があり、3つの大きな団体がある。

  • KC(The Kennel Club 世界最古のケネルクラブ、イギリス)
  • AKC(American Kennel Club 2番目に古い団体、アメリカ)
  • FCI(Fédération Cynologique Internationale  国際畜犬連盟、ヨーロッパが発起国)

日本の場合はJKC(ジャパンケネルクラブ)といって、FCIに加盟しており、日本の犬種スタンダードもFCIの統括・管理されているデータに基づいている。

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