SOSとは
もし遭難したら、もし取り残されたら、もし絶体絶命のピンチになったら!そんな時に使う言葉!それがSOSですよね?この意味は知っていますか?

きっと何かの略語だわよね?
略語じゃなかった⁈
- Save Our Ship(私たちの船を助けて)
- Save Our Soul(私たちを救って)
の略語という説もありますが、実はSOSはこういった略語ではないのです!

じゃあ、何なの⁇
SOSの由来

モースル信号を打電する装置「電鍵」
SOSはモールス信号に由来しています。
モールス信号とは、短い符号(ト)と長い符号(ツー)だけで文字や数字を表す事ができる通信方法です。
このモールス信号で最も打電しやすく、かつ聞き取りやすい符号として「SOS」が採用されました。
SOSをモールス信号で打電すると「トトトツーツーツートトト」です。
連続で打電しても、トトトツーツーツートトトツーツーツートトトツーツーツートトト・・・・・・「SOSOSOSOSOSOSOSO・・・・」

確かに伝わりやすそうね!そして、SOSに意味は無かったのね!
世界で最初の「SOS」を発信したのは?
- 1909年6月10日にポルトガル沖のアゾレス諸島で難破で遭難したイギリス船の「スラボニア号」
- 1909年8月11日にニューヨークからフロリダに向かっていた「アラパポ号」
この2つの説があります。スラボニア号が発信した救難信号はSOSでは無く、CQDとの説もあります。

あの有名なタイタニック号もSOS信号を発信したんですよ!けれど近くの船に信号が伝わらなくて救助が遅くなり、悲惨な事故となってしまいました。そういった教訓から、モースル信号と遭難信号について世界規格として整えられていったのです。
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