ソメイヨシノはクローン桜だった!?その起源は!
「ソメイヨシノ」は日本では言わずと知れた桜の代表選手です。
4月の入学卒業シーズンには満開の桜が風物詩です。
お花見を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか?

今回は、ソメイヨシノの起源や名前の由来をご紹介します。
ソメイヨシノとは?
ソメイヨシノは桜の品種の1つで、日本では「桜=ソメイヨシノ」といっても過言ではありません。江戸彼岸桜(エドヒガンザクラ)と大島桜(オオシマサクラ)を組み合わせて生まれたと考えられています。
この桜は明治中期以降に政府の意向もあり全国各地に植えられたと伝えられています。

政府の意向ってどういう事?

徳川幕府から明治政府にかわり、幕府のイメージを世間から排除して明治政府の印象を強めるために事業だったみたいだよ。

そういった取り組みもあり、今では全国の桜の80%がソメイヨシノだといわれています。

だから、「桜=ソメイヨシノ」の印象があるのね!
起源と名前の由来は?
ソメイヨシノを品種改良した植木職人の住んでいた住所と桜が有名な山の名前に由来してソメイヨシノと名前が付けられました。
- 職人が住んでいた住所:「染井村(ソメイ村)」
- 開発当初の桜の名所:「吉野山(ヨシノ山)」
これを組み合わせて「ソメイヨシノ」となりました。
ソメイヨシノってクローンなの?
ソメイヨシノが「種」を実らせる事はほとんどありません。
だから、ソメイヨシノが種によってどんどん増えていく事はありません。

じゃあどうやってこんなに増えたのかしら?

それは、人の手によって「接ぎ木」や「挿し木」を行ってコツコツ増やして来たのです。

全ての木が同じ遺伝子をもっている「クローン」だから、地域によって開花時期が同じなのです!

確かに、桜は一斉に咲くわね!
1955年にDNA解析をした結果、やはり全国のソメイヨシノがクローンである事がわかりました。
ソメイヨシノの寿命は100年前後だと言われています。日本人特有の桜文化を今後も絶やしたくないですよね!お花見ができるようになるのが楽しみですが、その時は木の根を踏まないようにしたり、枝木を折らないようにして、桜に優しくしたいものですね。
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